子供の背を伸ばすには思春期前がベストタイミング

こちらで、子供の身長と睡眠の関係性について解説してきましたが、と親が子どもの声変わりや初潮など身体の変化に気付くとすでに成長期が始まっている、または終わっていることが多く、成長期に背を伸ばそうとしてもすでになかなか伸びにくくなってしまったという話をよく聞きます。

 

子どもの身長は、実は成長期前の過ごし方で伸ばすことができるのです。

 

子どもの成長期はおおむね10歳くらいから始まるケースが多いです。子どもが胎内から生まれてきて体重や身長が伸びる時期がおおむね4歳くらいで生まれてきた時の身長(約50cm)に比べ倍(100cm)にまで成長します。

 

子どもの身長を伸ばすにはこの4歳から10歳までの間に、栄養をしっかりと摂り、睡眠を確保し、適度な運動をしておく必要があります。

 

この時期は、栄養面では偏食が多い時期でもあり、食事面でのサポートが難しい時期でもありますが、成長を促すサプリメントを上手に取り入れたりしながら栄養面でのサポートを行うようにしていきます。

 

最近の子どもは小さな頃から、夜更かしをする傾向にもあるため、入眠する2時間前には入浴し副交感神経を優位にさせ、寝る前1時間前には、スマートフォンやテレビを見ないようにして過ごす癖をつけるようにすると良いでしょう。

 

そのためには、日中しっかり体を動かして遊ぶようにし、日光を浴びることで体内時計を正常に働かせ、また、身体をしっかり動かす事で筋肉や骨に刺激を与え、適度な疲労感を味わうことで入眠しやすいリズムを作ることができるのです。

 

こうした思春期前の生活リズムが身長を伸ばすことに大きく関係してくるのです。この点からも、いかに成長盛りの子供にとって睡眠が大切になってくるのか理解いただけることと思います。

 

では、反対に子供の背が伸びにくくなる時期はあるのでしょうか。

 

第二次性徴が早い早熟タイプは背が伸びにくくなる

第二次性徴は男の子で12歳前後、女の子で10歳前後ごろから始まります。この第二次性徴が早く男子で10歳未満、女子では8歳未満で始まる場合があり、この場合「思春期早発症」と呼ばれます。

 

この思春期早発症では性ホルモンが何らかの原因で異常に分泌されていることが原因です。

 

この成長期が早く始まることで、男性ホルモンや女性ホルモンの分泌が増えてきます。そのため、他の同じ年頃の子どもに比べ、成熟した体つきになってくるのです。

 

そして体つきだけでなく、身長も一時期伸びますが、骨も成熟してしまい、成長するための骨端線が消失し、それ以降身長が伸びにくくなるのです。

 

小学生低学年までは身長が高かったのに、高学年から中学生になると身長が伸び悩む場合はこの「思春期早発症」の可能性があります。

 

骨端線はレントゲンで撮影すると、骨の外側に薄く線ができ、骨が生成されようとしている様子がうかがえます。この骨端線は通常男子で、17〜18歳、女子で15〜16歳ごろまで残っていると言われています。

 

この思春期早発症では、骨の成熟が進んでしまうため、この骨端線の閉鎖時期が通常より早くなり、身長が伸びにくくなってしまうのです。

 

声変わりや初潮、体毛が生えるのが早いと感じたら早めに、医師に相談することが大切です。