正座と身長の関連性について〜正座をすると背が伸びない!?

よく「長時間正座していると、身長が伸びにくくなる」という噂を聞きます。

 

では、正座と身長には、果たして関連性があるのでしょうか。

 

結論から言ってしまうと、長時間正座をしても、身長が伸びにくくなるということはないようです。実際に、そのような医学的根拠はないと言われています。

 

では、なぜそのような間違った噂が出回ってしまったのでしょうか。その理由の1つとして考えられるのは、「正座を日課にしていた昔の日本人は、背が低かったから」ということです。しかし、昔の日本人の背が低かったのは、正座よりも、食生活が関係しているようです。

 

昔の日本人は、あまりお肉などを食べなかったため、どちらかと言うと、低タンパクな食生活でした。身長を伸ばすためには、豊富なタンパク質の摂取が不可欠です。でも、昔の日本人はあまりタンパク質を摂れていなかったので、あまり背が伸びなかったと考えられます。

 

もう1つの理由は、「椅子生活をしている欧米人の方が背が高いから」という固定観念です。

 

でも、「正座か椅子か」ということは関係なく、むしろ食生活の違いが大きく関係しているようです。先にお話しした通り、昔の日本人は低タンパクの食生活でしたね。一方、欧米人は昔から肉食でしたから、かなりの量のタンパク質を摂取しています。

 

この点だけを見ても、どちらの方が身長が伸びやすいかということがわかると思います。

 

また、正座には、「脚に余分な筋肉が付きやすくなる」「脚の血流が悪くなって、脚の骨に栄養が行き渡らなくなる」というイメージが付きまとっています。これも、「正座をすると背が伸びなくなる」と思われている理由です。

 

ところが最近、正座でこのような状態になる人は、正座の姿勢が間違っているということがわかってきたようです。正しい姿勢で正座をすれば、脚に必要以上の筋肉が付くことはないと言われています。血流に関しても同様で、正しい姿勢で正座をすれば、血流の悪化にまでは至らないようです。

 

これらのことからもわかるように、正座と身長には、ほとんど関連性がありません。むしろ、「姿勢を良くしてスムーズな成長を促進させるために、正しい正座のやり方をマスターするべき」とまで言われているようですよ!